FX自動売買を運用する時ってなんとなく設定をしていませんか?
設定内容にもよりますが、基本的にFX自動売買は長期投資が前提となるため一度失敗をすると含み損を多く抱えてキャンセルするもの難しくなります。
このページでは私が行ったシミュレーション結果をまとめていますので、今後の取引の参考にしてみてください。
(順次追加していきます。)
ドル円(USD/JPY)
ドル円で通貨単位を2倍にした場合と、注文幅を狭くしてポジション量を2倍にした場合のどちらが多く利益を発生させるのかを検証してみました。
結果的に、買いポジションはポジション量を2倍にした方が利益は多く、売りポジションは通貨単位を2倍にした方が利益は多くなります。


米ドルと円では金利差が大きいので、特に売りポジションはスワップの影響が結果を左右させるようですね。
そして、最適な利幅についても検証を行いました。
結果は買いポジションの場合260pips、売りポジションの場合210pipsが最も利益を増やす利幅です。

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やはり売りポジションは多少なりともスワップの影響を受けるようですね。
今回は米ドルと円の金利差が大きい通貨ペアでの比較だったので、買いと売りのスワップの差が小さい通貨ペアだと最適な利幅が同じになるのかもしれません。
ポンド円(GBP/JPY)
ポンド円ではドル円と同じく、利幅は何pipsが最も利益を増やすことができるのかを検証した結果です。
シミュレーションの結果、最適な利幅は210pipsということ分かりました。

価格の変動が大きい通貨ペアなので、最適な利幅もドル円より大きくなるだろうと見込んでいましたが、結果的にはドル円の売りと同じ利幅がポンド円でも最適という結果になりました。
価格の変動が大きい≠利幅も大きい方が良い、という関係ではないようです。
ランド円(ZAR/JPY)
ランド円でもシミュレーションを行ってみました。
ランド円は価格が右肩下がりで推移しており、含み損を多く抱えやすい通貨ペアです。
増えやすい含み損ですが、お得なスワップを加味するとどうなのか?ということに気になって検証してみましたが、2018年6月~2019年6月のシミュレーション結果では全て決済をした場合でもプラスの結果になりました。

月足レベルでは価格は確実に右肩下がりの通貨ペアなので数年~の長期目線ではおすすめできませんが、1年程度であれば運用してみるのも良いかもしれません。
【全通貨ペア】ATR(Average True Range)を使った最適な利幅を検証
シミュレーション・・・からは脱線しますが、ATRというテクニカル指数を使って最適と思われる利幅を検証しています。
トライオートFX仕掛けシミュレーターとはまた違った結果になっているので、参考までに紹介します。設定利幅も100pips以下になることが多く、決済回数が多くなる見込みなので自動売買運用のモチベーションアップにもなることでしょう。

今後も検証次第、順次追加していきます。