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【通貨単位2倍vsポジション量2倍】FX自動売買で発生する利益はどちらが多いのか?(売りポジション)

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どうもこんにちは!おすし(@osushiyo_osushi)です。

前回の記事「【FX自動売買】通貨単位2倍とポジション量2倍はどちらの利益が大きいのか?(買いポジション)」で、通貨単位を増やす場合とポジションを増やす場合(=注文幅を狭くする場合)どちらの利益が大きくなるかを検証しました。

結果はほぼ変わりませんでしたが、ポジション量を2倍にした方がわずかに利益が大きいという結果になりました。それではスワップを支払うことになる売りポジションで同じ検証をした場合、どのような結果になるのでしょうか?

今回は自動売買が売りポジションの場合(スワップ支払いがある場合)のシミュレーションをしてみます。

自動売買利益を伸ばす方法は2つ

自動売買を運用するうえで利益を大きくする方法は2つで、「①取引通貨単位を大きくする」ことか「②取引ポジション量を増やす(=注文幅を狭くする)」ことです。

利益を増やす方法

  1. 取引する通貨単位を大きくする(例:1,000通貨→2,000通貨)
  2. 取引するポジション量を増やす(例:50pips置きに注文→25pips置きに注文)

「言ってること一緒では?」と思うかもしれませんが、注文幅を狭くしてポジション量を増やすと、通貨単位を2倍にする時と比べて注文幅が細かくなっている分、決済されるポジションが増減します。(決済の指値も変わるので本来決済されないポジションが決済されたりします。)

個人的には利益を増やしたいときはポジションを増やす方に考えがちなのですが、よくよく考えると取引通貨単位を増やしても含み損リスクは同じなんですよね。

通貨単位を増やしても注文幅を狭めてもリスクは同じ

  • 2,000通貨×10ポジション=2,000通貨
  • 1,000通貨×20ポジション=2,000通貨

・・・同じ結果になる!(=リスクは一緒)

で、どっちが利益が大きくなるかが分からなかったので実際に検証をしてみました。

シミュレーションする自動売買の設定内容

今回検証するにあたって利用するのはインヴァスト証券の「仕掛けシミュレーター」です。

トライオートFX向けのシミュレータですが、トラリピ注文を再現して検証します。(再現の方法はこちら→トライオートFXでトラリピ注文の方法を解説

今回検証で設定する自動売買の設定内容は2パターンです。

基本条件 ①通貨単位2倍 ②ポジション量2倍
通貨ペア ドル/円
買い/売り 売り
通貨単位 1,000通貨 2,000通貨 1,000通貨
レンジ 105~115円
注文幅 50pips 50pips 25pips
利幅 100pips
検証期間 12ヶ月

基本条件をベースとして、①パターンは通貨単位を2倍の2,000通貨に変更しています。②パターンは注文幅を2分の1に変更し、ポジション量が2倍になるように設定しています。

ちなみに今回検証するのは直近1年間の場合です。

ドル円 1年チャート(日足)ドル円 日足 1年チャート

105~115円の間で買い方向の自動売買を検証することになります。

検証結果

シミュレーションでの検証の結果、ポジション量を2倍にするよりも通貨単位を2倍にした方が利益が出る結果になりました。

基本条件 ①通貨単位2倍 ②ポジション量2倍
通貨ペア ドル/円
買い/売り 売り
通貨単位 1,000通貨 2,000通貨 1,000通貨
レンジ 105~115円
注文幅 50pips 50pips 25pips
利幅 100pips
検証期間 12ヶ月
決済損益 +45,000円 +90,000円 +89,000円
スワップ -24,717円 -47,931円 -50,801円
合計(実現損益) +20,283円 +42,069円 +38,199円

※実現損益・・・決済損益+スワップポイント

決済損益だけでみるとポジション量2倍の方が良い結果が出ると思っていましたが、+1,000円ほど通貨単位2倍の方が利益を多く出しています。ただし1,000円程度(決済1回分)なのでポジション量を2倍にしても、どちらでもほぼ同じような結果と言えます。

また、スワップだけでみると通貨単位を2倍にした方がポジション量を2倍にするよりも+2,870円少なくなっています。ポジション量2倍の方が1つのポジションを保有する期間は長い(スワップ損失は大きい)ように思いますが、意外にもポジション量2倍の方がスワップ損失は大きい結果となりました。

シミュレーションの結果

  • 決済損益・・・通貨単位2倍の方が利益大(+1,000円)
  • スワップ損益・・・通貨単位2倍の方が損失小(-2,870円)

合計の実現損益を比較すると通貨単位を2倍にしたほうがポジション量を2倍にするよりも+3,870円ほど利益が多くなります。決済損益はほぼ変わらずでスワップで差がついたようですね。

今回は金利差のあるドル円通貨ペアで検証をしているので、売りスワップの支払いが少ない通貨ペアで検証をするとまた違った結果になるのかもしれません。

基本条件のシミュレーション結果

実際のシミュレーションの結果を紹介していきます。

今回の検証のベースとなる基本条件の場合、実現損益は+20,283円になりました。

売り_基本条件

基本条件のシミュレーション結果

  • 決済損益・・・+45,000円
  • スワップポイント・・・-24,717円

①通貨単位2倍のシミュレーション結果

基本条件に対して通貨単位を1,000通貨から2,000通貨の2倍にした場合、実現損益は+42,069円になりました。

売り_通貨単位2000

通貨単位2倍のシミュレーション結果

  • 決済損益・・・+90,000円
  • スワップポイント・・・-47,931円

②ポジション量2倍のシミュレーション結果

注文幅を50pipsから25pipsに変更してポジション量を2倍にした場合、実現損益は+38,199円になりました。

売り_ポジション2倍

ポジション量2倍のシミュレーション結果

  • 決済損益・・・+89,000円
  • スワップポイント・・・-50,801円

まとめ

今現在スワップを支払う自動売買を稼働している場合は、同じ注文を追加で稼働することで効率よく利益を増やすことができます。

通貨単位を2倍にするには旧と新の自動売買が同じ指値でないと今回の検証効果は発揮されないので、全く同じ自動売買設定を追加で稼働しましょう。

今回は「ドル/円相場、売りのトラリピ、直近1年間」という条件なので、運用する通貨ペアが変わったり売りのトラリピで検証する場合はまた結果が違ってくる可能性があります。

自動売買を追加する時はぜひお試しあれ。

その他の自動売買のシミュレーション結果はこちらのページにまとめています。

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それではグッドラック

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