どうもこんにちは!おすし(@osushiyo_osushi)です。
FX自動売買で敬遠されがちなイギリス通貨のポンドですが、実際に運用するとどのような結果になるのでしょうか?
今回は実際に私が6ヶ月以上運用した結果を紹介していきます。
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結論:トラリピでポンド円を運用した結果
6ヶ月間運用した結果、確定利益192,032円、評価損益-284,740円でした。
運用したトラリピ注文の設定内容はのちほど紹介するとして、運用の結果は画像のようになりました。
この時点で全ての保有ポジションを決済するのであれば-92,708円の損失ですが、長期で運用をする人にとっては将来の利益の種です。価格が戻ってくれば28万円以上の利益にもなります。
トラリピは含み損を抱えながら利益を伸ばしていくので含み損に慣れていない人は辛く感じるかもしれませんが、長期投資を前提とするのであれば結果がどうなるかはまだまだ分かりませんね。
簡単にポンド円の特徴をおさらい
今回運用した通貨ペアは「ポンド/円(GBP/JPY)」です。
ポンド/円の通貨ペアの特徴は価格の動きが他の通貨ペアと比べて大きいことですね。
1日あたりの値動きも激しいですが、月足チャートの高値と安値の価格の差も大きい(価格帯が広い)のです。そのため爆益と爆損が隣り合わせのリスクのある通貨ペアであるといえます。
月足チャートで見ると、リーマンショック前後で高値251円、底値116円となっており、その価格差は135円(13,500pips)です。
ポンド/円 月足チャート
ちなみにドル円の直近10年間の価格差は50円です。(高値125円ー底値75円)
ポンド円の価格差が135円ということはドル円の2倍以上価格差ですね。ドル円が0~135円動くと考えるとものすごい落差があることが分かります。
そして1日当たりの価格の動きはドル円が平均67pipsに対し、ポンド円は130pips動きます。(2018年)
通貨ペア | 1日当たりの 平均的な価格の動き |
2008年以降の価格差 (高値ー安値) |
米ドル/円 | 67pips | 5,000pips |
ユーロ/円 | 98pips | 7,600pips |
ユーロ/米ドル | 82pips | 5,700pips |
豪ドル/円 | 74pips | 5,300pips |
豪ドル/米ドル | 58pips | 5,100pips |
NZドル/円 | 68pips | 5,000pips |
NZドル/米ドル | 55pips | 4,000pips |
加ドル/円 | 71pips | 4,500pips |
ポンド/円 | 130pips | 10,600pips |
リラ/円 | 46pips | 8,000pips |
ランド/円 | 11pips | 1,000pips |
ペソ/円 | 5pips | 600pips |
ポンド円はトラリピで運用できる通貨ペアの中で最も値動きの激しい通貨ペアなのです。
ポンド円を運用するトラリピ注文の設定内容
今回設定したポンド/円のトラリピ注文の中身は、
「130~160円の価格帯で1回の決済利益が100pipsになるように、30pipsおきに買い注文を設定する」
という内容です。
ポンド/円のトラリピ設定内容
- 運用開始: 2018年2月
- 価格帯: 130~160円
- 売買方向: 買い注文
- 利幅: 100pips
- 注文幅: 30pips
取引通貨単位は1,000通貨なので、設定した利幅が100pipsということは1回の決済利益は1,000円になります。
上のチャートは運用を開始した2018年2月からのものです。
130~160円に買いの注文を設定しているので、上のチャートの価格範囲(140~156円)は全て買いのトラリピの運用範囲になります。
今後価格が下落していくようであれば含み損は膨らむ一方ですし、価格が上昇していくと爆益を生み出してくれます。
ちょっとでも含み損を減らしたいのであれば注文幅を広くとることが効果的です。今回は注文幅を30pipsにしましたが、注文幅を60pips、90pips・・・とすると含み損は2分の1程度におさまります。

2019年7月にトラリピの設定を見直しました。最新の設定はこちらの記事をどうぞ。ポンド円は注文幅100pips、利幅110pipsで運用しています。

ポンド円の利幅100pipsで1日1回は決済が成立する
今回の検証で注目すべきは売買が成立したリピート回数です。
ドル円が利幅30pipsで売買のリピート回数371回に対し、ポンド円は利幅100pipsで売買のリピート回数は178回です。
6ヶ月運用したリピート回数
- ドル円のリピート回数・・・371回(利幅30pips)
- ポンド円のリピート回数・・・178回(利幅100pips)
ドル円の利幅30pipsに対してポンド円の利幅100pipsは3倍以上の差があるため、ポンド円のリピート回数は100回程度になるように思いますが実際には178回と想定の倍近くのリピート回数を記録しています。
運用期間は半年間なので、ポンド円は平均して1日当たり130pipsの価格が動くというのはあながち間違いではなさそうです。
まとめ
以上がポンド円をトラリピで運用した結果です。
ポンド円は価格帯が広く、価格自体の動きも激しい通貨ペアなので堅実に運用したいのであれば、注文幅を20pipsではなく50pips、100pipsにしてポジション量を持ち過ぎないことが重要になってきます。
殺人通貨とも呼ばれる通貨ペアですが、自分の資金と発生する最大の含み損を知ったうえで取引をすれば問題は無いでしょう。
注文幅を変更することで発生する最大の含み損を知る方法はこちらをどうぞ。10,20,50,100pipsの注文幅についてまとめています。

利幅の見直しをする時はこちらの記事を参考にしてみてください。1日当たりの価格が動く幅を算出しました。

それでは良い不労所得ライフを!
トラリピ公式サイトURL:https://www.m2j.co.jp/