2018年8月1週目から運用資金100万円でループイフダンの運用を開始しました。
気になるのはどんな設定で運用しているかですね。どんな設定でどれくらい利益が出るかは誰もが気になるところです。
そこで今回は私のループイフダンの自動売買設定を公開したいと思います。
Contents
ループイフダンの運用通貨ペアは豪ドル/円と加ドル/円
ループイフダンで運用する通貨ペアは豪ドル/円とカナダドル/円の2種類です。
どちらも買いの自動売買を稼働させ、注文幅(=利益幅)はそれぞれ40pipsです。
ループイフダンの表現的には
- 豪ドル/円:B40
- カナダドル/円:B40
になります。
通貨ペア | 想定する変動幅 | 設定値幅 | 必要資金 |
豪ドル/円 | 15円 | 40pips | 425,600円 |
カナダドル/円 | 15円 | 40pips | 425,600円 |
豪ドル/円とカナダドル/円を選んだ理由について解説していきます。
※2019年9月追記
現在は「豪ドル円 B100」「加ドル円 B100」の2種類で運用中です。
ルーフイフダンの通貨ペア選びの基準は?
私がループイフダンを運用する時の条件は「ハーフ&ハーフの戦略を用いること」「スワップを受け取ること」の2つです。
ループイフダンを運用する条件
- 今の価格が最安値(最高値)付近であること
- 注文方向(買いor売り)ポジションでスワップを受け取れること
ハーフ&ハーフって何?という人はこちらのページをどうぞ。

それでは詳しく解説していきます。
今の価格が最安値(最高値)付近であること
ループイフダン稼働の1つ目の条件は「今の価格が最安値(最高値)付近であること」です。
①自動売買の稼働方向が分かりにくい
そもそもループイフダンの特徴は稼働させた時点の価格から自動売買が始まる、という点ですね。指定した価格帯の中だけ稼働させるということができません。
ハーフ&ハーフの戦略では高値圏で売り注文、安値圏で買い注文を稼働させたいのですが、運用開始価格が中心付近である場合は高値圏なのか安値圏なのか分かりにくく、自動売買の稼働方向が分かりません。
そのため、底値か最高値付近に価格が寄っていることが稼働条件のひとつになります。
②買いと売りの自動売買の切り替えが面倒になる
また、ループイフダンでは自動売買の稼働を停止させる場合、手動で行う必要があります。
運用中の価格が高値圏と安値圏の中央値ラインを上下した場合、頻繁に稼働停止と再開(買い/売りの自動売買の切り替え)を行う必要が出てきてしまいます。
ほったらかしが魅力のループイフダンですが、頻繁にチェック・設定をするのは元も子もありません。
実際にループイフダンでハーフ&ハーフの戦略を考えた時に現在値が中心価格にあると考えられるのは「米ドル/円」と「ユーロ/円」です。
通貨ペア | 想定する中心価格 | 2018年8月の価格 | 開始時期 |
米ドル/円 | 110円 | 110円 | × |
ユーロ/円 | 130円 | 130円 | × |
ユーロ/米ドル | 1.3米ドル | 1.16米ドル | 〇 |
豪ドル/円 | 90円 | 82円 | 〇 |
NZドル/円 | 80円 | 75円 | 〇 |
加ドル/円 | 90円 | 85円 | 〇 |
豪ドル/米ドル | 0.9米ドル | 0.74米ドル | 〇 |
「米ドル/円」「ユーロ/円」の2通貨ペアに関しては2018年8月時点で私が考える中心価格付近にあり、稼働停止・再開が頻繁に起こると考え、運用通貨ペアの候補から外しました。
ハーフ&ハーフの中央値の考え方はこちらの記事を参考にしてください。

残りの運用候補は5通貨ペアになります。
注文方向(買いor売り)ポジションでスワップを受け取れること
2つ目のポイントは注文方向でスワップポイントを受け取れることです。
いままでトラリピやトライオートFXでFX自動売買を運用してきましたが、スワップポイントの損失は見逃せません。
自動売買の注文が価格のトレンドと逆行した時はポジションを多く抱えるのですが、マイナススワップによる損失はストレスになります。
なので今回のループイフダンではスワップを受け取れる通貨ペアに選択肢を絞りました。
運用開始時期とスワップ受取りの2つを考えた時に候補となる通貨は「豪ドル/円」「NZドル/円」「加ドル/円」の3通貨ペアです。
通貨ペア | 想定する中心価格 | 2018年8月の価格 | 開始時期 | スワップ |
ドル/円 | 110円 | 110円 | × | △ |
ユーロ/円 | 130円 | 130円 | × | △ |
ユーロ/米ドル | 1.3米ドル | 1.16米ドル | 〇 | × |
豪ドル/円 | 90円 | 82円 | 〇 | 〇 |
NZドル/円 | 80円 | 75円 | 〇 | 〇 |
加ドル/円 | 90円 | 85円 | 〇 | 〇 |
豪ドル/米ドル | 0.9米ドル | 0.74米ドル | 〇 | × |
本当は3通貨ペア全て運用したいのですが、資金的にも厳しく、ループイフダンの運用が初めてであることから様子見も含めて2通貨ペアを運用することにしました。
3通貨ペアの中から2通貨ペアを選ぶ方法ですが、ポイントとなるのはNZドルと豪ドルです。
NZドルと豪ドルは地理的にも近く、価格の動き方も似ているので両方の通貨ペアを選ぶにはリスクがあります。(加ドル/円がこの時点で確定)
そしてNZドル/円を選ばなかった理由ですが、直近5年間の最低価格~中心価格の価格差を見ると豪ドル/円は17円に対してNZドルは19円です。
運用価格帯が狭いほうが含み損が少なく、ロスカットリスクを下げられるので豪ドル/円を選びました。
また、NZドル円はスプレッドでも豪ドル円よりも0.5~2.5pips程度高い傾向にあります。これも豪ドル円を選んだ理由の一つです。
通貨ペア | 中心価格と 最低価格の差 |
スプレッド |
豪ドル/円 | 17円 | 1.5~4pips |
NZドル/円 | 19円 | 2~6.5pips |
豪ドル/円の注文設定
それでは豪ドル円の注文設定について解説していきます。
先に結論を書くと、豪ドル/円は想定する変動幅を15円とし、設定値幅を40円としました。
どの通貨もそうですが注文設定を考える時は必要資金で無理なく運用できることを前提とするため、「目安資金表」の目安必要資金の項目を参考にします。
今回は豪ドル/円と加ドル/円の2通貨ペアを運用資金100万円で運用するため、一つの通貨ペアの運用資金を50万円以内にします。
豪ドル/円の予算50万円で最低価格73円(変動幅15円)と考えると、目安必要資金は425,600円になります。
まず想定する変動額を15円に設定した理由ですが、2013~2018年の直近5年間のチャートを見た時に、高値と安値の境目となる中心付近の価格は90円です。
(豪ドル/円:2013年~2018年の週足チャート)
90円の価格は高値圏ではサポートラインとして機能し、安値圏の価格はレジスタンスラインとして機能しています。
その為、90円が直近5年間の高値と安値の境目のラインになると考えました。
そして、直近5年間の最安値となっている価格は2016年6月に記録した73円です。
(豪ドル/円:2013年~2018年の週足チャート)
この価格差を見ると
- 中央値90円 ー 底値73円 = 価格幅17円
となり、約15円の価格差があります。
(豪ドル/円:2013年~2018年の週足チャート)
正確な価格差を考えて注文を設定するのであれば、20円を選ぶべきでは?と思うかもしれませんが、実際にはまた73円付近まで来ることは中々ないと考えているため、少しリスクを負って15円と考えました。
次に利益幅を40pipsに設定した理由ですが、モチベーションの維持というのが一番の理由です。
利益を極大化させるには利幅は80pipsや100pips有効だとも言われていますが、利幅を大きくすると決済頻度が少なくなるため、心理的にモチベーションが上がりません。
その時の相場の状況もあるので利幅の大きい方がトータル利益も大きくなるとは限りませんし、中々決済されないと面白くない(モチベーションが上がらない)ので、利幅は80pipsではなくて40pipsとしました。
他にも利幅の設定にはATRを参考にする方法があります。この場合豪ドル円の最適な利幅は74pipsです。詳細はこちらの記事をどうぞ。

加ドル/円の注文設定
加ドル/円の注文設定は豪ドル/円と同じで想定する変動幅を15円、設定値幅を40pipsとしました。
目安必要資金は豪ドル/円と同じで425,600円です。

加ドル/円では最高値105円、中心価格90円、最低価格75円と考え、想定する変動額は15円と判断しました。
(加ドル/円:5年間チャート)
考え方は基本的に豪ドル円と同じです。
まとめ
以上が私が設定したループイフダンの注文内容です。
- ループイフダンでは利幅=注文幅になる
- ループイフダンを稼働させると今の価格から自動売買が始まる
- 注文設定は目安資金表を参考にする
実際に運用した結果の成績はこちらの記事を参考にしてみてください。

また、同じFX自動売買であるトラリピとトライオートFXの設定はこちらです。それぞれ違う運用設定をしています。


ぜひループイフダンを始めてみましょう!
ループイフダン公式HP:https://inet-sec.co.jp/