どうもこんにちは!おすしです。
CFDの積立て投資をしている人には残念なニュースが入ってきました。
くりっく株365の株価指数に連動するCFD商品の上場廃止です。
CFD商品を中心に取引をしていた人にはショックですね。。。今回はCFD商品上場廃止のニュースについてまとめてみました。
Contents
株価指数CFD商品の上場が廃止
今回のニュースはくりっく株365の株価指数に連動するCFD商品の上場廃止です。
対象となるCFD商品は4つ全ての商品になります。
上場廃止となるCFD商品
- 日経225
- NYダウ
- DAX
- FTSE100
なかでもFTSE100は配当利回りが良く、積立て投資に最適だったのでちょっとショックですね。。。
CFDはレバレッジ取引で資金管理を適切に行えば配当利回り10%を狙える商品でしたのでなおさら残念です。
なぜCFD商品が上場廃止をするのか?
上場廃止の理由ですが、くりっく株365のホームページに以下の説明があります。
2017年後半以降、取引量増大にともなう建玉の積み上がりや需給の偏り等により、対象株価指数との価格差拡大等の事象が発生するようになりました。
市場状況によっては依然として対象株価指数との価格差拡大が発生しています。
簡単に言えば、「日経225やNYダウなどの指数と大きな価格差が発生するようになった」ということのようです。指数と連動すべきCFD商品なのに実際は連動しないようになると、それはそれで問題です。
また、以下の回答もあります。
「くりっく株365」は、需給や相場状況等を背景に2017年後半ごろから、想定を超える規模の建玉が長期間にわたり一方向に積み上がり、現物株価指数との価格乖離幅の拡大を伴いながら、市場流動性が枯渇する事象が発生しました。
「想定を超える建玉が長期間にわたり一方的に積み上がり」とあるので、配当を目的とした人たちが買いポジションを長期で持ち続けたり、暴落すると予定した人が売りポジションを大量に保有したりなどですね。
その結果、買いまたは売りの一方に偏り続け、市場で活発な取引が行われなくなったようです。
恐らく、投資家に有利な状況が続いたことが取引所の運営を圧迫していたのでしょう。
今運用中のCFD商品はどうなるの?
それでは今保有しているポジションはどうなるのでしょうか。
それは、2021年3月に強制決済されます。
正確な日付は未定で、後々発表があると思いますが2021年3月を期限として今保有しているポジションは全て強制決済されます。
強制決済と聞くと自分の意図しない価格で決済されるのですが、今すぐにではありません。
では取引所都合の決済なので、決済価格は投資家側の心情を配慮して含み損等をチャラにしてくれるようになっているのでしょうか。
・・・淡い期待を持ちたいところですが、そうはいかないようです。
以下がQ&Aにある回答です。

結論として、「強制決済される価格は投資家側で判断して都合の良い価格の時に決済してね。」という回答です。
取引所側の譲歩は強制決済される1年半の今(2019年5月末)に前もって通知していることのようです。
ただ、新規の取引は上場廃止となる2021年3月までできます。
積立て投資をメインとしていた人には関係の無いかもしれませんが、売買益を狙っている人には少なからず取引チャンスが残っています。
代わりとなる新しい商品はあるのか?
今まで取引していたCFD商品が終わる場合、この先どうなるの?と思いますが、新しいCFD商品の取り扱いが始まります。
新しいCFD商品の取り扱いに伴い、口座を新しく作る必要はありません。配当相当や金利相当、円建てでの購入できる点も変わりません。
加えて、対象の指数との価格の乖離を少しでも小さくし、スプレッドを小さくするなどの取り組みも考えているようです。
ただし、今までとの大きな違いは新しいCFD商品は1年に1度決済されるということです。
具体的には2020年9月に新商品が上場され、2021年12月にリセット(強制決済)されるようです。
配当狙いで積立て投資をしようとしても一定の時期が来れば、強制的に決済をする仕組みになっています。
恐らく「時期が来れば建玉を強制決済する」というところに、市場に流動性を持たせようとしているのでしょう。
ちなみに旧商品と新商品が似ているのであれば、引継ぎができるのでは?と思うかもしれませんが、できません。あくまで別の商品になります。
今後はどのようなスケジュールで進んでいくのか?

今後の具体的なスケジュールとしては
- 新商品(1)の取り扱い(2020年9月~2021年12月)
- 現行商品の取り扱い終了(~2021年3月)
- 新商品(2)の取り扱い(2021年9月~2021年12月)
・・・
というように続いていきます。新商品は毎年9月に取り扱いが始まり、その年の12月に1つ前の商品の取り扱いが終わる。
といった流れになっていきます。
取引所の発表はこれだけなので詳細はこれから発表されていくことでしょう。
まとめ
取引益を目的として売買をしている人はそのまま2021年まで時間があるので決済すべきタイミングで取引をすれば良いでしょう。
ただし、積立て投資を目的として含み損ありきの配当金狙いの投資をしている人は、今のポジション評価損益が配当金額を上回った時に成行で決済をしてしまうのが良いでしょう。
積立て投資をするということは私も含めて手動の取引に慣れていない人なので、少しでも配当金をもらって損失を小さくしようする傾向があります。
強制決済されるギリギリの期日までポジションを保有すると、駆け込み決済により思わぬ損失を発生させてしまうかもしれません。
評価損益がプラスかトントンになった時点で手じまいするのがベストな判断でしょう。
今後の投資先としては米国株がおすすめです。レバレッジは有りませんが配当金と売却益の両方が見込めます。

他にも私が積立てを行っている投資はこちらをどうぞ。

何でも「永遠」や「絶対」などはあり得ませんので、残念ですが次の投資に移りましょう。
グッドラック。