FX自動売買のありがたいところは自動でコツコツと取引をしてくれることですが、頻繁に取引されるからこそ受ける影響が大きくなるのが手数料・スプレッドです。
ちりも積もれば山となると言いますが、最も取引コストが少ないFX自動売買はどこのFX会社なのでしょうか?
今回は私が運用しているトラリピ・トライオートFX・ループイフダンの3つについて手数料・スプレッドを比較してみます。
Contents
トラリピ・トライオートFX・ループイフダンの手数料・スプレッドまとめ
早速ですが、各FX会社の手数料とスプレッドを比較した表がこちらです。結論から言うとループイフダンが一番お得ですね。
FX自動売買 | 手数料 | スプレッド | 合計 |
トラリピ | 無料 | 4pips | 4pips |
トライオートFX | 4.0pips | 0.3pips | 4.3pips |
ループイフダン | 無料 | 2.0pips | 2.0pips |
※米ドル円、1000通貨取引、新規・決済注文が成立した時点での比較
手数料ではトラリピとループイフダンが一番お得。スプレッドではトライオートFXが有利。総合して見るとループイフダンが最も1回当たりの取引コストが少ない結果になります。
手数料・スプレッド面以外にもメリットデメリットは有るので手数料だけで良い悪いを判断するつもりはありませんが、取引損益に直接影響を与えます。
その他の特徴を知りたい人は別のページにまとめています。



それではそれぞれの詳細を確認していきます。
FXトラリピの手数料・スプレッド
トラリピの結論は「1回当たりの取引コストは安いが、そもそもの利益獲得のチャンスを逃している」ということです。
トラリピの手数料
まずは取引手数料を詳しく見ていきます。マネースクエアのトラリピでは取引手数料は無料です。
※マネースクエアから引用
例外として過去に発注したトラリピ注文に対しては手数料が発生しますが、2018年9月に手数料が無料化されてからは新規のトラリピ注文は手数料が無料になっています。
タダほど安いものはありません。ユーザー目線でとても助かる手数料設定ですね。
トラリピのスプレッド
次にスプレッドですが、マネースクエアはスプレッドを公式に公開していません。
なので私のトレード画面から抜粋したスプレッドを参考レベルで紹介します。

通貨ペア | 2018年11月 スプレッド |
2019年9月 スプレッド |
|
米ドル/円 | USD/JPY | 3pips | 4pips |
豪ドル/円 | AUD/JPY | 5pips | 5pips |
ユーロ/円 | EUR/JPY | 4pips | 4pips |
ユーロ/米ドル | EUR/USD | 4pips | 4pips |
豪ドル/米ドル | AUD/USD | 4pips | 5pips |
ポンド/円 | GBP/JPY | 6pips | 5pips |
トルコリラ/円 | TRY/JPY | 7pips | 6pips |
NZドル/円 | NZD/JPY | 6pips | 5pips |
南アランド/円 | ZAR/JPY | 2pips | 2pips |
NZドル/米ドル | NZD/UPD | 6pips | 4pips |
加ドル/円 | CAD/JPY | 1pips | 4pips |
時期や時間帯にバラツキが発生しますが、大体上の表の数値におさまります。
トラリピは正直に言ってスプレッドが広いです。
スプレッドが広いということは買いと売りのチャートの差が大きいということなので、新規注文や決済注文が成立せず、そもそもの取引チャンスを逃している状況も多々あります。
成立さえしてしまえばお得な取引だと言えますが、機会損失の可能性もありますね。トラリピのスプレッドは他のFX自動売買よりも劣っています。
トライオートFXの手数料・スプレッド
トライオートFXでは取引手数料が発生するものの、狭いスプレッドで取引をすることができますが・・・実際には取引手数料がスプレッドのような仕組みになっています。
意味が良く分からないかもしれませんが、手数料の発生の仕方に特徴があるのです。
トライオートFXの手数料
トライオートFXの場合、注文→決済の取引で4.0pipsの手数料が発生します。(1000通貨で40円)
※トライオートFXから引用
トライオートFXの手数料は決済利益から差し引かれるわけではありません。
というのも、私たちが利幅を100pipsに設定しても実際には102pips(利幅+手数料)の注文が自動で設定されており、2pips分だけ注文が広がっています。
この2pips分が手数料となり、私たちが設定した注文幅や利幅は自動的にトライオートFXが手数料分を徴収できる仕組みになっています。
※トライオートFXから引用(5万通貨取引の場合)
具体的に米ドル/円の通貨ペアを利幅100pipsで設定すると、実際の決済指値は102pipsになります。
- 実際の利幅:100pips(利幅)+2.0pips(手数料)=102pips(実際の利幅)
決済が成立すると100pipsの利益は自分の口座に入ってきますが、手数料の2pipsはトライオートFXが自動的に持っていく仕組みです。
上の画像は私のトレード画面ですが、注文幅は20pipsおきに設定していたものの、注文の詳細を見てみると手数料分が勝手に加味されています。
110円で買い注文が成立するはずが、実際には109.98円に設定されているのが分かりますね。
気づいた人も多いと思いますが、この手数料システムはスプレッドに似ています。注文価格が手数料分だけずれるということは本来成立すべき価格で注文が成立しないことになります。
トラリピと同じで取引チャンスを逃している可能性がありますね・・・
発生した利益から手数料が引かれないという点では嬉しいですが、発生すべき利益が発生しなかったと考えると嬉しくは無いですね。
この手数料を徴収する仕組みがどれほど取引チャンスを逃しているかは分かりませんが、こんな仕組みで手数料を支払っていることを知っておきましょう。
ちなみにマニュアル(手動)で取引する場合、手数料は無料です。
トライオートFXのスプレッド
トライオートFXのスプレッドは公式に公開されており、原則固定となっています。
※トライオートFXから引用
純粋なスプレッドは他社と比べても圧倒的に格安ですね。ただあくまで「原則固定」なので経済情勢が急に変化した場合は拡大される可能性もあります。
ループイフダンの手数料・スプレッド
ループイフダンは取引手数料が無料で、トラリピよりもスプレッドは狭くトライオートFXよりも広い設定です。
ループイフダンの手数料
ループイフダンの手数料は無料です。どの通貨ペアで取引をしても手数料は発生しません。
※ループイフダンから引用
ループイフダンのスプレッド
ループイフダンのスプレッドは下の画像の通り。ドル円では0.7~1.0pips発生します。
スプレッドはトライオートFXより大きいですが、トラリピよりも小さいです。
可もなく不可もなくちょうど中間ですね。
手数料・スプレッドのまとめ
以上がトラリピ・トライオートFX・ループイフダンの手数料とスプレッドをまとめたものです。
手数料とスプレッドだけに着目するとループイフダンが最もお得に取引ができるという結果になりました。
ですが実際にはトレード機能によって利益は左右されるので、トラリピやトライオートFXの方がたくさんの利益を発生させることも可能です。
手数料やスプレッドを加味した上で比較した結果はこちらの記事をどうぞ。実際に利用した経験をもとにランキング順にしています。

私がメインで使用しているのはトラリピとトライオートFXです。トレード機能や取引通貨ペアなど細かく比較していますので、参考にしてみてください。

一緒にFX自動売買を始めましょう!それでは!