コツコツと投資をしてお金を増やしてく場合、基本となる考え方は複利投資です。
お金持ちの誰もがやっている投資法で、実践すればお金は右肩上がりに増えていきます。特に難しい方法という訳ではなく、時間は掛かるもののシンプルで誰もができる方法です。
今回は投資の基本となる複利投資について紹介していきます。
Contents
お金を指数関数的に増やす複利投資とは?
複利投資とは投資で得た収入(配当金やスワップ)をさらに投資に回すことで、得られる収入を増やすことです。
配当金を投資金に回す→元本が増えるので配当金が増える→増えた配当金で元本が増える→さらに配当金が増える→・・・
という再投資の繰り返しでお金を増やしていく方法です。
複利投資では投資で得られる収入を投資金に追加していく必要があるので、投資対象は配当金が得られる株式やスワップが受け取れるFXなどです。
価格の動きが激しいけど無配当の銘柄などもありますが、複利投資をする時は投資の収入が得られるものが前提になります。
時間は掛かるものの確実にお金を増やせる方法なので、人生に時間のある20代・30代に特におすすめです。
複利投資でお金はどれだけ増える?
複利投資でどれだけお金が増えるかを簡単に計算してみます。
初期投資100万円、年利5%の株式を10年間複利投資した場合、口座の残高は160万円にまで増えることになります。(利益率60%)
年数 | 年始時点 | 配当収入 | 口座残高 |
1年目 | 1,000,000円 | 50,000円 | 1,050,000円 |
2年目 | 1,050,000円 | 52,500円 | 1,102,500円 |
3年目 | 1,102,500円 | 55,125円 | 1,157,625円 |
4年目 | 1,157,625円 | 57,881円 | 1,215,506円 |
5年目 | 1,215,506円 | 60,775円 | 1,276,282円 |
6年目 | 1,276,282円 | 63,814円 | 1,340,096円 |
7年目 | 1,340,096円 | 67,005円 | 1,407,100円 |
8年目 | 1,407,100円 | 70,355円 | 1,477,455円 |
9年目 | 1,477,455円 | 73,873円 | 1,551,328円 |
10年目 | 1,551,328円 | 77,566円 | 1,628,895円 |
もし100万円を銀行に預けっぱなしにしていれば100万円のままですが、複利投資をすれば10年後には160万円です。
また、年数が経つにつれお金が貯まるスピードも上がってきます。
1年目の時は配当収入は5万円でしたが、10年目には1年間の配当収入は7万円になっています。
複利投資の効果を最大限に上げる方法
複利投資の効果を最大限に上げる方法は積立て投資をすることです。
先ほどの例で100万円が10年間で160万円になる例を出しましたが、本音はもっとお金を増やしたいですよね。
そのためには積立て投資をすることが必須になってきます。
初期投資100万円に毎月3万円を積立てながら年利5%で運用した場合、口座の合計額は6,156,936円になります。(投資元本は460万円/利益率74%)
年数 | 年始時点 | 配当収入 | 積立て | 口座残高 |
1年目 | 1,000,000円 | 50,000円 | 360,000円 | 1,410,000円 |
2年目 | 1,410,000円 | 70,500円 | 360,000円 | 1,840,500円 |
3年目 | 1,840,500円 | 92,025円 | 360,000円 | 2,292,525円 |
4年目 | 2,292,525円 | 114,626円 | 360,000円 | 2,767,151円 |
5年目 | 2,767,151円 | 138,358円 | 360,000円 | 3,265,509円 |
6年目 | 3,265,509円 | 163,275円 | 360,000円 | 3,788,784円 |
7年目 | 3,788,784円 | 189,439円 | 360,000円 | 4,338,223円 |
8年目 | 4,338,223円 | 216,911円 | 360,000円 | 4,915,135円 |
9年目 | 4,915,135円 | 245,757円 | 360,000円 | 5,520,891円 |
10年目 | 5,520,891円 | 276,045円 | 360,000円 | 6,156,936円 |
積立て投資で投資元本を増やしているので最終的に口座の残高が増えるのは当たり前ですが、注目すべきところはお金が増えるスピードです。
1年目は配当収入が5万円ですが、10年目には配当収入が27万円になっています。積立て投資をしない場合だと10年目の配当収入は7万円でしたが、積立て投資をすることで4倍近くの配当収入が得られるようになりました。
約1ヶ月分の生活費をまかなうことができるようになります。
決まった日付に毎月積立てをするルールにしていれば投資タイミングを考える必要も無いので、深く考える必要もありません。
複利投資にレバレッジを掛けるべきか
複利投資を実践する場合、大きく分けて2つのパターンになります。
- 米国株式や投資信託などのレバレッジの無い取引
- CFD株価指数やFXスワップ積立てのレバレッジのある取引
レバレッジの有無が大きな違いですが、どちらに投資すべきかは資金管理(ロスカット対策)をするかどうかが分かれ道になります。
米国株式や投資信託などのレバレッジの無い取引
資金管理をしたくないのであれば米国株式や投資信託などのレバレッジの無い取引がおすすめです。
アメリカ企業は株主を重視しているので配当を重視する企業が多く、25年以上増配をし続ける企業がたくさんあります。また、アメリカ自身の高い成長率から株価は上昇志向が強いので株式の売却益も見込めるのが特徴です。
ロスカットされることが無いので、難しいことを考えずにたんたんとお金を積み立てるだけでよくなります。
私の場合はワンタップバイで毎月配当重視の銘柄を購入することで複利投資を行っています。

投資信託で複利投資をする場合は積立てNISAが有効な方法ですね。分配金再投資型のETFを購入すれば分配金は自動的に投資金になります。
投信自体を購入する時は楽天証券がおすすめです。クレジットカードの楽天カードで投資信託が購入できるので楽天ポイントも貯まるし、貯まったポイントを購入に使うこともできます。

ポイント還元率1%分は確実に得をするので、堅実にお金を増やしていきたい場合は有効な方法です。

CFD株価指数やFXスワップ積立てのレバレッジのある取引
積極的に資金管理をしながら投資をするのであれば、CFD株価指数やFXスワップが受け取れるものに投資をすることになります。
レバレッジのある取引で配当やスワップをねらえる投資をするメリットは、リスクとリターンをコントロールできるところです。
一定数量に対して少ない投資金で購入すればリスクが上がる一方で利益率はぐんと上がります。価格が下がることで発生する含み損額を理解できている人には有効な方法ですね。
逆に安全に運用したいのであれば十分に資金を入れておけば良いだけなのですが、その場合レバレッジの無い取引と同じと思うかもしれません。ですがレバレッジ1倍の取引と異なる点は、口座内の資金を増減させるだけで良いのでわざわざポジションをもつ必要がないということです。
相場が下落方向であれば口座内に資金を投入し、相場が安定しているようであれば資金を引き揚げて他の投資に回す。資金管理ができるのであれば効率良くリターンを得られることができます。

複利投資のまとめ
複利投資についておさらいです。
複利投資のまとめ
- 配当やスワップの収入を投資金にあててお金を増やす
- 時間が掛かるが確実な方法なので20代・30代に有利。
- 100万円を年間利回り3%で運用した場合、10年間で160万円に。
- さらに毎月3万円を積み立てれば10年間の利回りは74%に。
- 資金管理ができるのであればレバレッジ商品への投資がおすすめ。
複利投資は時間が掛かりますが確実にお金を増やせる投資法なので、20代・30代のうちに始めることがお金を増やすカギになります。
若い頃はお金が無いと良く言いますが、お金持ちになるために少額でも良いので始めてみましょう。
私が毎月積み立てている投資はこちら。

投資金が無いときは支出を抑えましょう。ストレスなく節約できれば収入アップと同じ効果があります。

リスクを抑えてコツコツ投資を始めたいときはこちらの記事を参考にしてください。

不労所得生活を目指しましょう!